投稿日:2006-04-05 Wed
『小さないのちはどこへ行く?-ペットを飼う人たちに知ってほしいこと-』
杏 有記(あんず ゆき)/ハート出版
『今、一年間に殺処分される犬猫の数はおよそ49万5千匹(平成13年度全国99自治体調査結果・ALIVE資料集による)で、若干猫が多い。そして、その8割前後が子犬子猫だ』
『この不況の時代に儲かる商売として、犬好きでもないのに、ペット業界に参入してくる資本家は多い。届け出だけで、誰でも始めることができるからだ』
『また、残念なことに、私の知る限りにおいて、根本が同一であるはずの「シェルター」同士の相互関係が、現在はあまりに希薄だ』
『まだ日本におけるシェルターは数が少ないが、せめてそのつなぎにあたる部分を行政が引き受け、配慮できないものだろうか』
『たとえ野良犬(猫)であっても、彼らは必死に生きようとしている。ゴミをあさり、野ネズミを捕え、水たまりの泥水を飲んで生命をつないでいるのだ。
そんな姿に対して、生きることの厳しさを学ぶならまだしも、邪魔者扱いする人間のエゴに、私はあきれるだけでなく、怒りさえ感じてしまう』
『犬や猫を捨てる人の心理は、簡単に読める。
子猫を箱に入れて捨てる。犬を山に車で連れて行って捨てて帰る。
そして捨てた子猫がその場所から消えることで、「誰かが拾ってくれたようだ。よかった」と胸を撫でおろし、車の後を追う犬の姿が見えなくなると、「動物の本能で自由に生きていくだろう。そのほうが幸せかも」などと勝手に納得する』
『嫌いと言うだけで、命を葬っていいわけがない』
(動物愛護及び管理に関する法律の一部)
『愛護動物をみだりに殺し、または傷つけた者は、1年以上の懲役又は100万円以下の罰金に処する』
『愛護動物を遺棄した者は、30万円以下の罰金に処する』(現在は50万円以下に改正)
『「愛護動物」とは(略)犬、ねこ、いえうさぎ、鶏、いえばと(略)人が占有している動物で哺乳類、鳥類又は爬虫類に属するもの』
『行動するのには、勇気がいる。
自分の心の中で同情するだけなら、勇気はいらない。』
『口先だけであれこれ言わず、積極的に自分に何ができるのかを考えるべきだ。
自分が弱い人間だということを知るのも、大事な事だ。行動できないと苦しむのも、一つの壁だ。それを乗り越えなければ先は見えない』
(亡くなった動物に対して)
『悲しみが深ければ深いほど、死んだ者を深く愛していた証だし、ああしてやればよかったとか、もっとよくしてやればと悔やむのは、実は生前、だれにもましてああもしてやり、こうもしてやればこその悔恨であろうよ』
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